Fortran基本プログラムを1行ずつ解説
で書いたように、Fortoranを使って研究してます。
他にも
を書きましたが、今回は
Fortran超基本プログラムを1行ずつ解説していきたいと思います。
組み込み関数のサンプルプログラム
program test
real x
write (*,*) ‘Input real x’
read (*,*) x
write (*,*) ‘Square Root of x = ?’, sqrt(x)
write (*,*) ‘Absolute x = ?’, abs(x)
write (*,*) ‘log x = ?’, log(x)
stop
end
組み込み関数の解説
まず、
program testについて
この文はこのプログラムはtestという名前ですよを表しています。
別にtestという文字じゃなくても問題ないです。
次に
real xについて
まず変数を使う時には、最初に変数の型を宣言しなければなりません。
今回はreal型で宣言してます。
簡単に説明するとreal型は実数型のことです。
real型の詳細はFortran 数値計算の基本に書いてあります。
上のプログラムだとxを実数で宣言してます。
次に
write(*,*)‘Input real x’について
WRITE文は表示する時に使います。
‘…’の中身が表示されます。
(*,*)はとりあえず機械的につけておけばいいです。
上のプログラムだと‘Input real x’が表示されます。
次に
read (*,*) xについて
read文は数値を入力するときに使います。
上のプログラムだとxという変数に何か数値を入れるということです。
例えば、4いう数字をキーボードで打つと、a=4.0となり、-2いう数字をキーボードで打つと、a=-2.0になり、10いう数字をキーボードで打つとa=10.0になります。
次に
write (*,*) ‘Square Root of x = ?’, sqrt(x)
について
WRITE文は表示する時に使います。
まず‘…’の中身が表示され、そのあとにsqrt(x)の値が表示されます。
sqrt(x)は√xという意味です。
(*,*)はとりあえず機械的につけておけばいいです。
上のプログラムだと(a=4)、Square Root of x = ?,2と表示されます。
次に
write (*,*) ‘Absolute x = ?’, abs(x)
について
WRITE文は表示する時に使います。
まず‘…’の中身が表示され、そのあとにabs(x) の値が表示されます。
abs(x) は絶対値という意味です。
(*,*)はとりあえず機械的につけておけばいいです。
上のプログラムだと(a=-2)、Absolute x = ?,2と表示されます。
次に
write (*,*) ‘log x = ?’, log(x)
について
WRITE文は表示する時に使います。
まず‘…’の中身が表示され、そのあとにlog(x) の値が表示されます。
log(x) は自然対数です。
(*,*)はとりあえず機械的につけておけばいいです。
上のプログラムだと(a=10)、log x = ?,2.302585と表示されます。
最後に
stop
endについて
これはプログラムの終わりに書くもので、プログラムの最後を表してます。
以上で解説を終わります。
組み込み関数
| 関数名 | 引数の数 | 意味 | 用法 |
| sqrt | 1 | 平方根 | sqrt(x) x:引数 |
| sin | 1 | sin関数 | x:引数, x:ラジアン |
| cos | 1 | cos関数 | cos(x) x:引数, x:ラジアン |
| tan | 1 | tan関数 | tan(x) x:引数, x:ラジアン |
| mod | 2 | a/pの余り | mod(a,p) a,p;引数 |
| abs | 1 | xの絶対値 | abs(x) x;引数 |
| exp | 1 | ex | exp(x) x;引数 |
| log | 1 | 常用対数 | log(x) x;引数 |
| ln | 1 | 自然対数(ln) | logx) x;引数 |
まとめ
組み込み関数はよく使います。
今回は
ルート、絶対値、自然対数を使いました。
他にも色々あります。
上手く使って行きましょう。
終わり
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