あの一言から地獄が始まった
あの一言から地獄が始まった。
大学院に進学する予定です。
この数秒が後の、地獄の3年間を決めることになるとは思わなかった。
筆者:ステータス
流体力 レベル1
プログラミング力 レベル0
体力 そこそこ
とある研究室でお告げを聞いた。
このダンジョンをクリアし、先に進みたいなら、プログラミング力を上げると良い、きっと助けになるだろう。
[現実]
それは良いことだ。
しかし、先輩たちの研究内容では
学会いけないしなー
それに研究費もないし、
そうだ、シミュレーションソフトを
作る研究にしよう。
どうやって作るんですか?
するんだよ
既に、自作ソフトが論文で出ている。
EHL(弾性流体潤滑)についての
シミュレーションソフトを作ってもらうだけだから。
まずはプログラミング力レベルを上げなければならない
クリア(卒業)を目指すためにプログラミング力のレベルを上げなくてはならなかった。
ここで、忘れてはいけないのが、
プログラミング系呪文(知識)を覚えてようやく冒険(研究)のスタートラインという事、
プログラミング系呪文できるようになったってクリアー(卒業)できるわけではない
呪文を使って工学の研究成果(教授を倒す)
残念ながら、一緒に冒険(研究)する人がいなかった、
なので、1人(独学)しかなかった。
当然1人でレベル上げは時間が掛かる。
しかし、やるしかない、レベル上げには経験値の書(教科書)を使った。
そこには
プログラミング系呪文(知識)
が載っていた。
この呪文を覚えるのに、必死で経験値上げをした。
習得(使いこなす)するのに5カ月かかった。
中ボス戦
ダンジョンの途中で中ボス戦(中間発表)があった。
筆者:まずい、初級プログラミング系呪文しか覚えてない。
この呪文で教授A、教授Bを倒せるのか、しかし、もう時間がない。やるしかない
戦闘が始まった、教授A、教授Bが現れた。
教授Aは理論の壁を唱えた。
理論の壁:理論的に事象を論破できない攻撃は無効となる。
筆者はIFを唱えた。
しかし、理論の壁によって無効化された。
教授Bは筆者の弱点を見抜いた。
(流体力のレベルを上げてない)
筆者:まずいぞ弱点を見抜かれた、これで倒れてくれー筆者はIF、real、中心差分、組み込み関数を唱えた。
しかし、全て無効化された。
教授Bの最後の攻撃(質疑応答)筆者は弱点を突かれてしまった。
筆者は力尽きてしまった。
ボスからまだまだレベルが足りないなと、情け(発破)をかけられた
流体力のレベルを上げなければならない
クリア(卒業)を目指すためにプログラミング力のレベルを上げるだけでなく流体力のレベルを上げなくてはならない。
この時点でレベル上げに費やせる時間は2カ月しかない。
しかし、やるしかない。レベル上げには経験値の書(教科書)と上級経験値の書を使った。
そこには
流体力学系呪文(知識)
が載っていた。
しかし、この時間では、
レイノルズ方程式しか習得できなかった。
EXTRAステージへの招待
また、とある研究室でお告げを聞いた。
次の下層のダンジョンに行くには、EXTRAステージをクリアすると良いでしょう。
[現実]
教授:大学院に進学するんだろ、なら学会に出ろ。
お前に2つ選択肢をやろう。
はい or YES?
筆者はYESを選んだ。
ラスボス戦
ラスボス戦(論文提出と発表)が近づいてきた。
しかし、流体力学系呪文はまだレイノルズ方程式しか覚えられてない
これはまずい。しかし、時間がないので、今ある、プログラミング系呪文と流体力学系呪文で戦わなければならない。
案の定、理論の壁によって全ての攻撃が跳ね返され力尽きた。
力尽きたが、教授のザオリクによって復活し、クリア(卒業)
EXTRAステージ戦
EXTRAステージ(学会)まで、1カ月ある。
ステータスアップをしないとまずい。
相手は伝説の防具、武器を持っている。
対してこっちの武器はひのきの棒、防具は鍋の蓋。
せめて、銅の剣位は欲しい
しかし、ステータスが上がらない、ここで気づき始めた。
EHLのシミュレーションの研究って、世間では思ってるほどすすんでないんじゃね?
最初のお告げが間違ってるんじゃね?
しかし、EXTRAステージ(学会)は待ってくれない。
そして、ひのきの棒、鍋の蓋でEXTRAステージ戦開始。
筆者は裏技、パルプンテを使い運よく相手を混乱させることに成功した。(支離滅裂な結果で質問すらされなかった)
そして、EXTRAステージ(学会)終了
次の下層(大学院1年)まで、少しの休息が与えられた。
続く