高校数学は必要あるのか?ということで、前回は微分積分のことを書きました。
今回はベクトルについて書きたいと思います。
ベクトルとは
ベクトルとはどういうものか、簡単に説明すると大きさと向きを表す事です。(めっちゃ簡単に言ってます)
ベクトルの公式とかここでは詳しくいいません。
実は小中学校で習う公式の中にもベクトルは隠れているんですよ。
例えば
フックの法則
F=kx
F:力、k:ばね定数、x:変位
恐らく、中学校で出てくる公式だと思います。
本当はこの公式にもベクトルが隠れているんですよ
でも、この公式を学んだ時、先生はベクトルという言葉を使ってなかったよと思った人、
その通りです。
では何故、ベクトルを無視しても式が、成り立っているかというと
先生が問題に正負、向き等を指定している
テストで右向きを正とする。
下向きを正とする。
左向きを負とする。
など等、見たことありますよね。
これは、解答者の力の向きを統一するために書いているわけですよ。
右向きを正とすると問題に書いているなら、その問題はだれが回答しても下の図のようになります。

しかし、これは残念ながら、法則として世間に発表される
誰がやって、同じ答えが導き出せるにはほど遠いです。
上の図は問題の作成者が右向きを正とするという、文言を入れたため、成立してます。
F=kx
F:力、k:ばね定数、x:変位
だけでは、残念ながら、
誰がやっても、同じ答えが導き出せません。
例えば、ある人は
この向きを正とするかも知れません。
また、ある人は

この向きを正とするかも知れません。
つまり、中学で覚えたベクトルなしの公式は不完全なわけです。(同じ答えが導き出せないため)
そこで、必要となる物がベクトルなわけです。
F=kx
F:力、k:ばね定数、x:変位にベクトルの法則を入れることにより


と考えた人を

この向きにすることが出来ます。
これで、誰がやっても、同じ答えが導き出せることができます。
そのためにベクトルという概念が必要なのです。
まとめ
高校数学は難しいし、世間で役に立たない。
と思う人が多いですが、結構社会では使われてますよ。
世間で役に立たないから勉強しないとは言わずに学んでみてください。
何かが変わるかもしれませんよ。
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